【対策アリ!】新型コロナワクチン接種の副反応【体験談】

番外編
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日本でも医療従事者に続き、高齢者のワクチン接種が開始されました。しかし、まだまだ「ワクチンを打つのは不安」、「副反応ってどんな感じなの?」という方も多いと思います。

筆者は医療従事者なので、4月下旬から5月半ばにかけて、すでに2回のワクチン接種が完了しています。その際の副反応などについて、自分や周囲の人の体験をまとめてみましたので、ワクチン接種を考える際の参考にしていただければと思います。

※筆者が接種したのはファイザー社製のものです。また、副反応には個人差があります。あくまでも参考としてお読みください。

※副反応の対策は、あくまでも筆者や知人の体験をもとに記載しています。私は医学の専門家ではありません。医学的な疑問は医師等の専門家に確認することをお勧めします。

新型コロナワクチンについて(前提)

ご存じのように、新型コロナのワクチンは2回接種することになっています(2021年6月現在)。日本では、まずファイザー社製が承認され、その後、モデルナ社とアストラゼネカ社のワクチンが承認されています。

医療従事者は2021年3月から優先的に接種が始まったため、ファイザー社製を打った人がほとんどだと思います。私が打ったのもファイザーのもので、これは3週間の間隔を空けて2回接種することになっています。

私は勤務先の病院で、4月下旬に1回目、5月中旬に2回目の接種を受けました。

勤務先では、副反応が出ることを見越して、基本的に翌日が休日になるようなスケジュールを組んで接種を行ないました。看護師さんは勤務が不規則なので、夜勤明け(翌日が休みになる)に打つことになっていました。(夜勤明けに注射というのも、泣きっ面に蜂という感じですが…。)

幸い、勤務先ではアナフィラキシーが出た人はいませんでしたが、40度近い高熱を出した人はちらほらいたようです(特に2回目)。

多くの方が副反応を気にされていると思いますが、報道されている通り、全体的に2回目の方が副反応は重いです。また、若い人の方が重い傾向にありますが、個人差も大きい印象です。

新型コロナワクチンの副反応(1回目)

私は翌日が休み、という日の午後にワクチン接種のスケジュールを入れました。

注射自体はほとんど痛みはなく、すぐに終わります。「筋肉注射」という聞きなれない名前のせいで、痛そうに思う人も多いかもしれませんが、インフルエンザの予防接種よりも痛くないくらいです。

打ってから15分ほど、アナフィラキシーが出ないことを確認するため、会場で待機します。

接種当日

注射を打ってしばらくしてから、打った部位の周辺に軽い筋肉痛のような痛みが出始めました。これは2~3日続きました。ほとんどの人に出るようです。

この日は、それ以外の変化は特に感じませんでした。インフルエンザワクチンのような、打った部位が腫れぼったくなるような感じもなく、倦怠感などもありませんでした。

接種翌日

朝、目が覚めると軽い倦怠感がありました。ただ、普段の休日もこんな感じかなあという程度のもので、「一週間の疲れが出たかな」と思っていました。念のため熱を計りましたが、この時は平熱でした。

しかし、午後になり、ワクチン接種からちょうど24時間経過した頃から、倦怠感が増してきました。高熱が出たときのような関節痛も出たので、再度熱を計ったところ、36度台後半。体感では37度台後半まで出ているような感覚だったので逆に驚きました。この頃には、「これは副反応だな」とはっきり自覚しました。

少し休んだところで、何となく冷たいものが欲しくなり、買い出しに。風邪の時に欲しくなるような、フルーツゼリーやヨーグルトなどに目が行き、やっぱり具合悪いなと感じながら帰宅しました。

倦怠感がさらにひどくなり、食事をする以外はほとんど横になって過ごしました。時々熱を計っていたのですが、結局最大で36.8度までしか出ませんでした。

その後の様子

翌朝は、病み上がりのような気怠さはあるものの、前日のような、横になりたいような倦怠感はなくなっていました。寝汗をかいており、夜の間に熱が下がったようで、熱もほぼ平熱に戻っていました。

昼間も多少のだるさはありましたが、ほぼいつも通りに活動することができました。

ただ、私の場合は、ワクチン接種の5日後くらいから、また倦怠感が出ました。この時は数日ダラダラと続き、熱は出ませんでした。これが副反応に入るのかは分かりませんが、しばらくは抗体を作るために体力を使っていたでしょうから、関係がないとも言えません。また、この時期にちょうど気候の変化が大きく、自律神経の乱れや体力の消耗が重なったのかなと思います。

周りの人の様子

勤務先やプライベートの友人知人に聞いたところでは、1回目の接種では、やはり翌日に(早い人は当日の夜から)軽い副反応が出たという人がほとんどでした。多くは一日で治まったようですが、中には私と同じように、数日経ってからもう一度倦怠感が出た、という人が数人いました。また、関係あるか不明ですが、数日後に鼻血が出て止まらなかったという人もいて、その人は2回目の接種を辞退しています。

倦怠感はほとんどの人で出たようですが、70代以上の方は「全く出なかった」という声を数人から聞いています。60代前半くらいまでだと、倦怠感や微熱くらいは出ている人が多いようでした。逆に20代の人は、1回目の接種でも37度を超えた人が多かったです。一方で、30代前半でも倦怠感や熱は出なかった、という人もいて、やはり個人差が大きいです。

新型コロナワクチンの副反応(2回目)

3週間経ったところで2回目のワクチンを接種しました。やはり休日の前日の午後でした。

2回目は副反応がひどくなりやすいことから、希望者は職場でアセトアミノフェン(解熱鎮痛剤。詳しくは後述します)を処方してもらえることになっていました。

やはり接種時の痛みは少なく、すぐ終わりました。

接種当日

2回目は筋肉痛が出るのが遅かったですが、その日の夜には、何となく筋肉痛のような痛みを感じました(打ったところの周囲、直径8センチくらい)。

それ以外の違和感は、接種当日はやはりあまりありませんでした。

接種翌日

朝起きた時から、倦怠感熱っぽい感じがあり、熱を計ると、この時点ですでに37.6度ありました。1回目よりずいぶん早く、高い熱が出ています。

食欲は普通にあり、いつも通りの朝食を摂りましたが、起きて活動していると徐々に倦怠感が増し、節々の痛み出てきたので、食後にアセトアミノフェンを服用しました。薬を飲むと、36度台まで熱は下がるのですが、数時間して薬が切れてくると、また37度台まで上がる、という繰り返しでした。

1回目のときより倦怠感が強く、この日は食事以外ずっと横になって過ごしました。また、昼頃から軽い頭痛と、ふらつきが出るようになりました。高熱のときに、立ち上がると頭がクラクラしますが、あんな感じです。ズボンをはこうとしただけで転んでしまうくらいでした。

その後も、横になって仮眠を取り、薬が切れると何か食べて薬を飲む、というのを繰り返しましたが、夜になっても37度台まで熱が出続けました。体感としては、38度台後半まで出ているような強い倦怠感と、頭痛やふらつきがあり、2回目は結構つらかったです。

その後の様子

この翌日(接種2日後)は、朝起きた時から平熱になっており、ふらつきもありませんでした。ただ、その日は時々頭痛を感じることがありました(普段は滅多に頭痛は出ません)。

明らかな副反応はここまでですが、接種後一週間ほど、内出血ができやすかったです。普段はそんなにできることはないのですが、ぶつけた記憶もないのにアザができていることが何度かあり、ひどいものは一週間以上たっても治らないこともありました。ワクチンの副反応にも、内出血という記載はあるので、これも副反応だった可能性があります。

ただ、前回と違って、数日後に倦怠感がぶり返すということは、この時はありませんでした。

周りの人の様子

私は違いを感じませんでしたが、2回目の方が接種時の痛みが強かった、という人がちらほらいました。

副反応は、私の周りではすべての人が1回目より辛かったと言っていました。40度前後の発熱があった人も少なくないようで(私が知っているだけでも、20代~40代まで)、翌日だけでは治まらず、翌々日も仕事を休む人が一定数いました。
また、1回目とも共通しますが、実際に出た熱以上に体が辛かった、という声もよく聞きます。

副反応の対策

さて、ではこれから打つ人はどうすればいいのか。副反応の影響をできるだけ少なくしてやり過ごすにはどうしたらいいか、まとめておきます。

基本的には、「インフルエンザに罹るつもりで準備をしておく」ということになるかなと思います。

翌日は休日に

一般に、若い人ほど副反応が強く、高齢になるとあまり出ないとされていますが、個人差も大きいです。翌日は予定を入れないでおくほうが良いでしょう。特に2回目は、翌日は休日にしておいた方が良いと思います。

アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)

ワクチンの副反応で発熱した場合、解熱鎮痛剤を服用して良いとされています。(ただし、副反応が出る前に予防的に服用すると、抗体ができにくくなる可能性があるとされている。)

また、その際に飲む薬は、抗炎症作用の少ないアセトアミノフェン(商品名:カロナール、タイレノール、ラックル、バファリンルナなど)が良いという考えがあります。
ただし、アスピリン、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)でも良いという考えもあるようです。

いずれにせよ、高熱が出てから薬局に行くのは辛いです。私の勤務先では希望者に配られましたが、一般の接種ではそうではないと思うので、ご自分で用意しておくと安心かと思います。

【参考サイト】

ワクチン接種に備えて解熱鎮痛薬を服用すべき?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの有効性は既に知られたところですが、副反応、特に倦怠感、頭痛、発熱あたりを解熱鎮痛薬で予防的に抑制すべきかどうか、意見が分かれています。先行接種している国公立の病院では、アセトアミノフェンを全員に配っているところもあります。悩ましい問題
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クーリング材(熱さまシート・冷えピタなど)

熱が出た時のお供に。もちろん氷枕や保冷剤などでもOKです。

OS-1(経口補水液)

私はそれほど高熱は出なかったため、発汗もひどくはなかったですが、念のため準備しておくと安心かなと思います。これから暑い季節になりますし、熱中症対策としても流用できます。

食料

ゼリー飲料(ウィダーインゼリー等)、フルーツ、うどんなど、ご自分が風邪のときに食べたくなるような食料を準備しておくと良いと思います。

私の周りでは、消化器症状が出た人は少なく、発熱をしても食欲はあったという人が多かったです。

まとめ

ワクチン接種による副反応とその対策をまとめました。

まだ接種するか迷っている人もいるでしょうし、ここではワクチン接種の是非は問いませんでしたが、皆さんの判断や対処の材料にしていただければと思います。

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